2冊の 感動を与えてくれた本を
「うん?私がもうお金を払ったって?」
「はい 頂きましたよ ほら見て下さい」 とポケットからお金を取り出し
おばあさんに見せながら言いました
「さっぱり覚えてないけど 私が払ったのかい?」
「おばあさんはさっき お金を下さったよね」 と子供に相づちを求め
子供は とっさに 「うん?うん・・・」 と答えた
「お母さん あのおばあさんからお金を受取らなかったよね?」
「お金を受取らなかったんじゃなくて ご馳走してあげたのよ」
「この前も 家のないおじいさんにあげてたのは そんな人達が可哀想だから?」
「可哀想だからじゃなくて 一緒に生きていく隣人を愛さなければならないからよ
お母さんは あなたが勉強を頑張るのも嬉しいけれど それよりも心の温かい人になってほしいわ」
お母さんが我が子に 伝えた言葉
「愛には足がついてないそうよ だから 抱き締めてあげなければ
ひとりでは 一歩も歩けないんだって」