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老馬と蟻の知恵 NO 4943
[投稿日 2020.07.16]
なるほど！ と感銘を受けた ある本の中から
中国の古典（韓非子）に こんな話があります
斉の国の管仲・濕朋が桓公に従って
孤竹国を討伐しに行ったときのお話です
春に出陣して冬に凱旋したのですが
その冬道で迷ってしまいました すると管仲が
「老馬の知恵を借りるといい」と言い 老馬を放して
その後からついていくと 無事に帰る道が見つかったそうです
そうして 山の中の道を進んでいくと
水が無くなってしまいました 今度は濕朋が
「蟻は冬に山の南面にいて 夏には北の面にいるものです
高さ一寸の蟻塚の下七尺の下に水があります」と言ったので
蟻塚を見つけてそこを掘ると その通り水を掘り当てることが
できました 管仲と濕朋の聡明な知恵者であっても
わからないことがあれば 老馬や蟻のようなものに
師とすることをはばからないものです
管仲と濕朋は 斉の国にとどまらず 天下にこの人ありと
知られた知恵者ですが そのような優れたものでも
道に迷うことがある そして知恵者だからこそ
謙虚に教えを乞うことを 厭わないという戒めです
もうひとつ 聞くべきところに 聞くという対処の大切さも
伝わる話です 自然の摂理や自然界の成り立ちなど
物事のありかたを見抜く感覚です 分からないことを
分からないと認める素直さにこそ
本当の知恵と 真理に近づく感覚が育つものなのでしょう
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いつも謙虚に人の教えを乞う事 素直な気持ちで
人の話に耳を傾けること とても大切なことですね ♪
今日も 素敵な一日をお過ごしください ♡ (^^)/
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