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遠く青い空を見つめ NO 1401
[投稿日 2011.01.10]
いつからか遠く 空を見つめる事が
好きだった 少女がいました
本当なら 友達と飛び跳ねたり笑ったり
学校に通ったり 楽しい時間を過ごしてる
そんな時期に 少女は白い壁に囲まれた
病室から 遠い空を見つめる事しか出来ず
雲の流れや 青い空が少女の楽しみ
時には健康で 学校へ通う学生を
窓から眺めて 「何故？私だけ ・・・ ？」
そんな感情を抑えきれず 涙に暮れたり
悲しみの多かった 少女にとって
青い空や白い雲が その心を慰めてくれた
のでしょう ・・・
ある時 両親に頼み小さなデジカメを
買ってもらった少女は その日から毎日
空を 写真に収めるようになりました
何年も病室で 大人達だけに囲まれ過ごしてきた少女も やがて快復をして
皆が幸せそうに過ごしていた世界へ ・・・
そこで感じたことは いま自分が置かれている環境が 病室の中から
羨ましく思っていたものとは違う事 何が幸せであるかは
その人の心が決めるもの あの辛かった時間さえ 少女にとっては
大切で必要な事だったと知りました そして人の心の痛みも感じる事が出来
いま優しい穏やかな人生を 歩みだした少女に 心からエールを送ります
※番号（0～9）ボタンを押しても操作できます。
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