今日は 長崎に原爆が投下された日 失われた尊い命に哀悼の心を捧げ 平和を願いながら 特攻隊で 若い命を捧げた方の遺書を掲載します 「18歳の回天特攻隊員の遺書」 お母さん 私は 後 3時間で祖国のために散っていきます 胸は日本晴れ 本当ですよお母さん 少しも怖くない しかしね 時間があったので考えてみましたら 少し寂しくなってきました それは 今日 私が戦死した通知が届く お父さんは男だからわかっていただけると 思いますが お母さん お母さんは女だから 優しいから 涙が出るのでありませんか 弟や妹たちも 兄ちゃんが死んだといって 寂しく思うでしょうね お母さん こんなことを考えてみましたら 私も人の子 やはり寂しい しかし お母さん 考えて見てください 今日私が特攻隊で 行かなければどうなると思いますか 戦争は この日本本土まで迫って この世の中で 一番好きだった 母さんが 死なれるから私が行くのですよ 母さん 今日私が特攻隊で行かなければ 年をとられたお父さんまで 銃をとるようになりますよ だからね お母さん 今日 私が戦死したからといって どうか 涙だけは耐えてくださいね でも やっぱりだめだろうな お母さんは優しい人だったから お母さん 私はどんな敵だって怖くはありません 私が一番怖いのは 母さんの涙です **************************************************** こんなにも 若い青年たちが 犠牲になった戦争 いま その犠牲の上に生きている 私たちだからこそ 平和の有り難さや 命の尊さを考え 未来ある子供たちに 戦争のない 平和な世界を遺さなければならないと 思うのです 広島 長崎の 原爆の投下の日 心から祈りを込めて