朝陽が美しい 一日の始まりです!
「あまり給料は良くないさ・・・
20ドルくらいだな ただし残業代はタダだ」
「わぁ」
女の子は言った
「ねえ パパ 私に10ドル貸してくれない?」
「なんだって!」
疲れていた父親は 激昂した
「お前が何不自由なく暮らせるためにオレは働いているんだ
それが金が欲しいだなんて だめだ!
早く部屋に行って寝なさい!」
女の子は 黙って自分の部屋に行った
しばらくして父親は後悔し始めた
少し厳しく叱りすぎたかもしれない
たぶん娘は どうしても買わなくちゃならないものがあったのだろう
それに今まで娘は そんなに何かをねだるってことはしない方だった
男は 娘の部屋に行くとそっとドアを開けた
「もう寝ちゃったかい?」
彼は 小さな声で言った
「ううん パパ!」
女の子の声がした 少し泣いているようだ
「今日は長いこと働いていたし
ちょっとイライラしてたんだ ほら お前の10ドルだよ」
女の子は ベットから起きあがって顔を輝かせた
「ありがとう。パパ!」
そして 小さな手を枕の下に入れると数枚の硬貨を取り出した
父親は ちょっとびっくりして言った
「おいおい もういくらか持ってるじゃないか」
「だって 足りなかったんだもん でも もう足りたよ」
女の子は答えた そして10ドル札と硬貨を父親に差しのべて
「パパ!私20ドル持ってるの
これでパパの1時間を買えるよね?」
何て素敵な お金の使い方なんでしょう!
女の子の優しい気持ちが 伝わってきますね?