調べてみると あいにくその日は「東京タワーの見える部屋」は
満杯でした
東京タワーの見える部屋と言って 指定されたわけではありません
でも予約係は、こう答えたそうです
「申し訳ありません
お客様にお薦めしたいお部屋は あいにく全て埋まっております
しかし芝公園にご希望にぴったりのホテルがあります
そのホテルの担当に知り合いがいますので そちらの方からお客様に
ご連絡させて頂いてもよろしいでしょうか
お母様にお喜び頂けるお部屋を ご用意して下さると思いますよ」
そして そのお客様がお泊りになる当日 リッツ・カールトンのグッズと
一緒に次のようなメッセージを届けます
「このホテルのお部屋からは 東京タワーだけでなく
リッツ・カールトンも見えますので 手を振って下さいね」
『心から お客様に喜んでもらうとはどういうことか
そのお客様にとって 最高の時間を過ごしていただくために
自分にできることは何か
心の制約を外して考えれば お客様の視点に立った提案ができます
今回はリッツをご利用されないという結果になっても
お客様との間には見えない信頼が生まれます
それを信じてお客様に尽くすという事
一見遠回りのようですが それがお客様との絆を築いていく
近道でもあるのです
意識するのはライバルではない』 ということ
心に響く 素敵なお話でした ♡