以前 ご仏縁に結ばれお伺した 真言宗の大きなお寺 ご住職の遷化で 多くの壇信徒の方々や 結衆や組寺 各方面から ご寺院のご住職が集まられ 悲しみの中 荘厳なご読経が流れ しめやかに ご葬儀が執り行われました 法嗣を努められる ご住職は来られる方々に 気を遣われながら 息つく間もないほど お寺でも一般のご家庭でも ご家族がゆっくりとお別れをされる時間が 少ないのは同じですね ・・・(ご出棺まで2時間という長いご葬儀でしたが)
いつも思うのはご家族の方が 亡くなられた方との最後の時間を もう少し ゆっくり持てないかという事 そうすれば後々心が癒される段階で きっとそれが役立つはず ・・・ 私の母が亡くなった時 色々な事情で葬儀まで5日間の時間がありました ちょっと長いように思えますが それが家族にとって特に父にとって とても良い時間だった様に思えます 心の準備期間と言うか いままで母と出来なかった話も いっぱい出来ましたし 父は5日間 ずっと母の傍らで眠りました 7年間という長い闘病生活で 言葉も話せず自分で何ひとつ出来なかった 母の面倒をずっとみて来た 父にとっても かけがえのない時間だった様に思えます そんな時間があったからこそ いま父は元気で母の分まで 生きていこうと頑張っています 家族と過ごす最後の時間の大切さを感じ ご葬儀の日にも そんな時間が持てたなら きっと お別れも優しさに満ち溢れたものになるでしょう