トンボ(蜻蛉)が車の屋根に止まって じっと動かないので写真にパチリ! 日本では古くはアキヅ・アキツ(秋津)と呼んだばれたトンボですが 初秋に 突如群れをなして飛来するところから 祖霊が姿を変えて来たとの 俗信があり 捕ることを忌み捕った時は「盆と正月に礼に来い」と唱えて放つ 風習があったそうです 日本の別名を「秋津島」といいますよね? これは「トンボの国」という意味だそうです そして神武天皇の歌で 「この国は蜻蛉(あけつ)のようだ」というのがあり 蜻蛉とは 古代の言葉で「トンボ」の呼び名です 後に「大和」の枕詞として「あきつ」が 使われ日本の別名「秋津島」になってゆくのだそうですよ 哀しい句もあり 「蜻蛉つり」 と言う題で 「蜻蛉(トンボ)つり 今日はどこまで行ったやら」 この句は 加賀千代女の作とされますが 子供の遊びを詠んだものではありません この句は前置きがとても重要で 「わが子を失いける時」とあります 愛児の死の悲しみを詠んだ歌です そうすると「どこまで」は「あの世」であり 「トンボ」は「あの世への案内役」なのかも知れませんね 幼いわが子を失った母親の 切ない句なのだそうです 「トンボ」ひとつでも調べてみると 色んなことが分かってきますね ・・・