冬の垂れ込める重たい雲の間に オレンジ色の夕焼けが美しく 思わず写真を撮りました! その色の鮮やかさは心を奪われるほどでしたよ 『初心にかえれ』 =坂村 真民= 想いあがってはならぬ 甘やかされてはならぬ 甘やかしてもならぬ きびしい鞭を いつも当ててゆかねば とんでもない人間になってしまうのだ 大地にへばりついて 人馬に踏まれ それでもなお枯死せず 春になると開花するタンポポの根強さを わが花としてわが堂名としている おまえではないか かつて生きる力を失おうとして詩に執した その頃の詩を もう一度読みかえして 初心にかえれと そう強く自分に言いきかせたりした