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王維の詩 NO 2068
[投稿日 2012.11.08]
久ぶりに 漢詩を紐解いてみました
「王維」の詩の中に 目に留まった一節が
『行きては至る 水極まる所 座しては見る 雲起こる所』
この詩は朝廷に なかなか足を運びたくない自分の心境を 友人に詩書として
届けたのですが 仏教徒の王維らしい味わいのある表現をとっています
空しく自ら知りぬ 行きては 水の窮きわまる処に到り
坐しては 雲の起こる時を看みる
偶然 林叟りんそうに値あい 談笑して還かえる期とき無し
詩を見てみると文字だけで意味と 雰囲気が漂ってきませんか?
<ここまでは 受け売りですが・・・>
同時代の詩人李白が詩仙 杜甫が詩聖と呼ばれるのに対し
その典雅静謐な詩風から詩仏と呼ばれ 南朝より続く自然詩を大成させた人物
王維の詩を ご紹介いたしましたが 詩の中には風情や 情景が浮かび
感性を 豊かにしてくれますね (^.^)
読書の秋 たまには文学に触れてみるのも 良いかもしれません ♪
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